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授業で習っている歴史は「報告書」? 「アテネ」と「スパルタ」ばかり扱う歴史の裏に隠された"教科書のリアル"

11分で読める
教科書を読む学生
教科書で学んでいる「歴史」とは、いったい何なのか(写真:buritora/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当

INDEX

「なぜ世界史の教科書は、アテネとスパルタばかり取り上げるのか」——そんな素朴な疑問から「歴史」の本質が見えてくるかもしれない。書籍『勉強が面白くなった瞬間』を9月に上梓し「学びの楽しさ」を説く東大カルペ・ディエムの代表・西岡壱誠氏が、教科書のリアルを解説する。
みなさんは、世界史の教科書を読んでいて、「あれ?」と思ったことはないでしょうか。
僕は以前、教え子からこんな質問を受けたことがあります。
「先生、古代ギリシアにはポリスがものすごくたくさんあったんですよね? それなのに、どうして教科書ではアテネとスパルタばかり出てくるんですか?」

「歴史」そのものを深掘りする“いい”問い

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その質問を聞いたとき、僕は「これは、歴史の教科書そのものの見方が変わる、とてもいい問いだな」と思いました。

言われてみれば、たしかに不思議です。

古代ギリシアには数多くの都市国家、つまりポリスが存在していました。

それなのに、政治の仕組みや人々の暮らしまで詳しく習うのは、ほとんどアテネとスパルタだけです。

これはなぜなのでしょうか?

実はこの疑問を掘り下げていくと、僕たちが教科書で学んでいる「歴史」とは、いったい何なのかが見えてきます。

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