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"日本産ジン"が本場イギリスで「年43万本」も売れる奇跡…来日30年のアメリカ人2人が造る《住宅街のドライジン》の正体

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ジン
千葉県野田市でジンを造っている、マイケル・ピアスさん(左)とロバート・ストックウェルさん(写真:筆者撮影)

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千葉県野田市に、日本最大級の蒸溜器を持つジンの蒸溜所がある。造り手は、在日30年以上のアメリカ人ふたり。売上の8割は、他社ブランド名製品を代理で製造する「OEM」で、最大の取引先はジンの本場・イギリスのスーパーだ。
年間の輸出量は、700ml瓶に換算して約43万本分。彼らが本場から選ばれる理由は、「他社が1カ月かかるところを、3日でプロトタイプが出せる」ことにあるという。

「わぁ、いい匂い」  

千葉県野田市の住宅街にあるTL PEARCE DISTILLERY。建物1階の、大きな設備が並ぶ部屋に足を踏み入れた瞬間、思わず声がこぼれた。ハーブと柑橘が入り混じったような爽やかな香りは、ジンの風味付けに必要なボタニカルの香りだという。それまで筆者がジンに対して抱いていた「薬くさいもの」というイメージが覆された。

ここでジンを造るのはふたりのアメリカ人、マイケル・ピアスさんとロバート・ストックウェルさん(通称ボブさん)だ。

左がマイケル・ピアスさん、右がロバート・ストックウェルさん(写真:筆者撮影)

英国のスーパーに年43万本

現在、蒸溜所の売り上げの8割はOEM(他社ブランド名製品)が占める。特に多いのが、イギリスのスーパーへ輸出するためのもの。75%に凝縮したジンを、10万リットルほど輸出している。それを現地で3倍の量に加水後、ボトリングして販売しており、実質30万リットル分も輸出していることになる。

700ミリリットルの瓶に換算すると、おおよそ43万本分。日本最大級、2000リットルの設備があるからこそ対応できている。

フルオーダーした日本最大級、2000リットルの蒸溜器(写真:筆者撮影)
【写真を見る】"日本産ジン"が本場イギリスで「年43万本」も売れる奇跡…来日30年のアメリカ人2人が造る《住宅街のドライジン》の正体(14枚)
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