「わぁ、いい匂い」
千葉県野田市の住宅街にあるTL PEARCE DISTILLERY。建物1階の、大きな設備が並ぶ部屋に足を踏み入れた瞬間、思わず声がこぼれた。ハーブと柑橘が入り混じったような爽やかな香りは、ジンの風味付けに必要なボタニカルの香りだという。それまで筆者がジンに対して抱いていた「薬くさいもの」というイメージが覆された。
ここでジンを造るのはふたりのアメリカ人、マイケル・ピアスさんとロバート・ストックウェルさん(通称ボブさん)だ。
英国のスーパーに年43万本
現在、蒸溜所の売り上げの8割はOEM(他社ブランド名製品)が占める。特に多いのが、イギリスのスーパーへ輸出するためのもの。75%に凝縮したジンを、10万リットルほど輸出している。それを現地で3倍の量に加水後、ボトリングして販売しており、実質30万リットル分も輸出していることになる。
700ミリリットルの瓶に換算すると、おおよそ43万本分。日本最大級、2000リットルの設備があるからこそ対応できている。


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