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"日本産ジン"が本場イギリスで「年43万本」も売れる奇跡…来日30年のアメリカ人2人が造る《住宅街のドライジン》の正体

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ジン
千葉県野田市でジンを造っている、マイケル・ピアスさん(左)とロバート・ストックウェルさん(写真:筆者撮影)
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「冬なら鍋に合うものを、などと考えられますが、夏は難しいですよね。夏のイメージって、汗、とか想像しちゃうでしょ?」

現在販売されている5種類のジン(写真:筆者撮影)

自然にいい流れに乗っているだけ

現在はふたりで商品のコンセプトを考え、マイケルさんがレシピ作りと製造のほとんどを担っている。蒸溜所についてどう思っているのか、改めて尋ねてみた。

「ここの全部が好き。僕はレシピを作る以外は、何もできない。でも周りの人たちが助けてくれて、建物もできたし、自分たちの思い通りの蒸溜器も入れられて、本当にラッキーだった」

取材の際、一番ベーシックな「トーキョー・ドライ・ジン クラシック 43%」のソーダ割りを試飲させてもらった。一口飲んで、透明感がある、クリアな味に驚いた。ボタニカルの風味がしっかり効いていて、どこまでも爽やかだったーー。

トーキョー・ドライ・ジン クラシック 43%はストレートでも飲みやすい。ラベルはアールデコ調のデザイン(写真:筆者撮影)

と、ここまで聞いて、ずっと気になっていた疑問が口をついた。なぜアメリカ人のふたりが、日本でこの蒸溜所を造ることになったのか。

「蒸溜所をやりたいという強い気持ちがあったわけじゃない。It's just really an accident.」

とマイケルさんは言う。剣道と忍者に憧れて来日したというふたりの30年と、"accident"の正体は後編で。

TL PEARCE蒸溜所の外観。住宅と工場が混在する場所にある(写真:筆者撮影)
《続きを読む→→》後編:剣道で来日、リーマンショックで"時給数百円"に落ちた米国人が、忍者好きの相棒と《日本最大級のジン蒸溜器》を造れたワケ

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