WEST.も全員が30代になり、近年は個人の仕事がかなり細分化していた。神山はソロライブ、桐山や濵田、小瀧は舞台、重岡や藤井は俳優業、中間は情報番組など、それぞれ単独でも成立する仕事を持っている。かつては個人仕事が「WEST.を大きくするための仕事」だったとしても、キャリアを重ねるほど、「WEST.の活動」と「自分自身がやりたい活動」が完全には重ならなくなる。
メンバーが協議を重ねて解散に至ったと明かされている以上、2人が脱退したからやむなく解散することになった、と短絡的に考えるべきではない。2人の離脱はきっかけではあったが、最終的にWEST.を終わらせる判断をしたのはメンバー全員である。彼らはさまざまな選択肢を検討した末に、その道を選ばざるを得なかったのだろう。
ラストライブなどは予定されていない
WEST.の解散は、活動終了までわずか6日という段階で発表され、現時点ではラストライブなども予定されていない。 今回の解散が何年も前から準備されていた計画的なものではなく、2人の脱退をきっかけに短期間でグループの将来を再検討した結果だったことがうかがえる。
アイドルグループの理想的な終わり方は、最後のツアーを行い、メンバーとファンが思い出を共有し、「今までありがとう」とお互いに納得して別れることだろう。しかしWEST.には、その物語を準備する時間すらなかった。
7人でなければ始まらなかったグループは、最後まで「7人であること」にこだわる自分たちの物語に縛られた。そして、その7人が同じ方向を向けなくなった瞬間、残された選択肢は1つしかなかった。
突然の解散劇ではあるが、WEST.というグループの成り立ちを考えれば、彼らなりに最後まで筋を通した終わり方だったと言えるのかもしれない。


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