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ビジネス #外食ビジネスのハテナ特捜最前線Ⅱ

「ペットボトルの2.5倍」するジュースが"イオンモールの給水所"として190店まで拡大…78歳会長の《失敗しない出店の条件》

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スイカジュース
果汁工房果琳のスイカジュース、Mサイズ421円(税込)(写真:筆者撮影)
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「どこのイオンモールへ行っても果汁工房果琳がある」。その印象は、自ら動いて積み重ねてきた結果だった。

同じモール内でも、場所で売り上げが30%変わる

イオンモール等の大型ショッピングセンターへの出店を次々と増やし、事業を拡大してきた青木さん。しかし、こだわってきたのは出店数だけではない。モール内の「どこに店を構えるか」も、売り上げを左右する重要なポイントだと考えている。

「モール館内の立地は、売り上げに30%もの差が出ることもあるので、非常に重要なんです」

売り上げにつながりやすいのは、スーパーやフードコートの出入り口、メイン通りの人の目にとまりやすい場所だという。スーパーで買い物を終えた客や、モール内を歩いて疲れた人などの購入が多い。どんな客が、どこを通るのかと人の動線を見極めて、出店場所を決めている。

イオンモール京都桂川店はアパレル店に挟まれた場所にある(写真:筆者撮影)

実際に筆者が訪れたイオンモール京都桂川店は、アパレル店が並ぶメイン通りに面しており、通りの中央にはソファが置かれていた。買い物途中の家族が一息つくにはちょうどいい場所だと感じた。

イオンモール京都桂川店の責任者、義基里紗(よしもとりさ)さん(写真:筆者撮影)

勤続11年の責任者、義基里紗(よしもとりさ)さんに話を聞くと、出店場所へのこだわりがよく表れているような、興味深い話が聞けた。

「前はフードコートの中央にあったんですが、こっちに来て売り上げが上がりました」

同じモールの中でも、店の場所を変えるだけで売り上げが変わるという。青木さんが言う、いかに立地が大事かが分かる事例だ。

だからといって「フードコートよりメイン通りがいい」という単純な話ではなく、モールの構造や客層によるので、立ち寄りやすい場所を見極めることが重要となるのだろう。

また、出店費用も大切な指標だ。出店場所を選ぶ際、家賃の安さでは判断しないという。むしろ、家賃が高いと出店の可能性がある。集客力が高く、売り上げが見込める場所であることが多いからだ。

「声をかけてもらっても、どのモールにも出すわけではなく、相性などを慎重に検討します。モールの年商やテナント数、週末に遠方からファミリー層の客が集まって、3〜4時間滞在することなどを基準においています」

「ほかにもなにか基準があるのか」という質問について、青木さんは即答した。

「1店舗あたりの出店費用は約2500万円くらいです。これを6年以内で回収できる立地だけを選ぶようにしています」

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