それまでも地道に伸びていた、着ながら疲労回復を促す「リカバリーウェア」。この市場に昨年9月、ワークマンが低価格品を投入すると市場は一気に急拡大した。
同社のブランド名「メディヒール」は1枚1900円から(税込み、以下同)、上下セットでも3800円で、従来の競合に比べて約9分の1となり、エントリー層に大いにウケた。
昨年の取材時、ワークマンの担当者は「今回は200万枚を用意した」と語ったが、その後も売れ続けて投入数を拡大。今年9月8日に東京都内で行われた「2026年秋冬新製品発表会」では、同社の土屋哲雄専務取締役が「リカバリーウェア完全勝利宣言」を公表したほどだ。
発表会では新たな商品も投入して、さらなる市場拡大に意欲を示す。今回の狙いは何か。開発責任者に取材した。
上下5800円の最上位モデル
「昨年9月の本格参入以降、シリーズ累計販売数は1年で1400万枚を突破しました」
開発担当の半田峻也氏(製品開発部第2部、第4部マネジャー、以下特記ない限り発言は同氏)は、こう語る。
「今回発売した目玉の1つが『メディヒール コスモス』(上下セットで5800円/長袖クルーネック2900円、ロングパンツ2900円)です。NASA(アメリカ航空宇宙局)向けに開発された、温度調節技術機能を搭載した最上位モデルとして発売しました」
どのような狙いで開発したのか。


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