ようやく業績が回復したのが25年度。コアなファンを獲得していたことが奏功したのか、人流の回復に伴いじわじわと客が戻り、V字回復を果たした。

そんな中迎えた今27年3月期、同社は売上高86億円という目標を掲げる。
岡崎社長は「昨年度になってやっと本業が黒字化して安心したし、自信が持てました。物価や賃料の高騰は厳しいですが、十分実現可能な目標だと思っています。地道に店舗を増やし、M&Aも積極的に検討します」と意気込む。
高価格帯だからこそ、客は「快適な空間」を求める
コーヒーをはじめとするルノアールのドリンクは800~1000円と高い(※ドリンクの価格は店舗ごとに異なる)。それでも、コロナ禍前に比べると利益幅は小さくなっている。
「高価格帯であることは確かです。その分、お客様が望むレベルも高い。だから設備投資と接客、商品、これらをどれだけ充実させられるかが大切です。最大の売りは『快適な空間』ですから。
ただ、原材料や賃料の上昇に歯止めがかかりません。だから本社の重役には開発本部長とメンテナンス部長を兼任してもらったり、管理本部長と財務部長を兼任してもらったり……一部の人材に負担をかけている実態もあります。業績が伸びれば人員の補充もしたいですね」(岡崎社長)


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