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坂本龍馬「豪快な幕末の英雄」というイメージだが…残された手紙でわかった坂本龍馬の意外すぎる素顔

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(写真:ペイレスイメージズ 2/PIXTA)

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誰もが知る幕末のヒーロー、坂本龍馬。薩長同盟の成立に関わり、亀山社中(のちの海援隊)を率いて活動するなど、幕末の歴史を大きく動かした人物として知られています。大政奉還につながる新しい政治構想を持っていたことでも有名です。そんなスケールの大きな活躍から、豪快で細かいことにはこだわらない人物というイメージを持つ人も多いかもしれません。ところが、残された手紙などから見えてくるのは、意外なほど繊細で、人への気遣いを欠かさない龍馬の姿です。ドラマチックな語り口が人気の講談師・神田蘭氏と、NHK歴史探偵でおなじみ河合敦氏の共著『面白すぎる! 幕末史の授業』から、その素顔を紹介します。

泣き虫だった坂本龍馬を鍛えた「スーパー姉さん」

蘭:はじめまして、私は講談師、神田蘭と申します。

講談とは、座布団の上に座り、目の前に「講釈台」(文机のようなもの)を置きまして、「張り扇」というものでパンパン! とこの講釈台を叩きながら、歴史上の人物や事件にまつわる物語を、面白おかしく七五調のリズムで語る、江戸時代から伝わります伝統話芸でございます。「講釈師、見てきたような嘘をつき」という川柳があるように、史実をもとに想像力も交えてドラマチックに語るエンターテインメントでございます。

さあ、今回のテーマである坂本龍馬でございますが、私のほうでは今回は龍馬の幼少期と奥さんであるお龍について語っていこうと思います。

この龍馬、天保6年(1835)11月15日、土佐の坂本家の5人兄弟の末っ子として生まれます。この坂本家の本家は才谷屋という裕福な商家、龍馬の家は分家でございまして、武士の身分で農業や商業をおこなう、郷士の株を買った御用人の家だったようです。ですから……龍馬は商人の血を色濃く継いでいるわけです。彼が、その後、亀山社中をつくって武器を売っている人生を見ると「なるほどな」と思いますよね。

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