生のキノコはグルタミン酸が豊富な食材ですが、秋鮭と組み合わせるならエノキがおすすめです。その理由は、うま味物質であるグルタミン酸の量にあります。
うま味インフォメーションセンターの資料によると、例えばマイタケのグルタミン酸量は100g当たり26mg、シイタケは71~131mgですが、エノキは86~133.6mgとうま味が豊富。西洋料理でダシとして使われるマッシュルーム(42~273.6mg)には及びませんが、生のキノコの中ではトップクラスのうま味を誇ります。うま味が豊富なエノキと組み合わせることで、淡白な秋鮭の味わいが引き立つのです。
魚の身をしっとり仕上げるコツ
エノキは石づきを切り下とし、手で適当な大きさに割き、皿に並べます。そこに秋鮭の切り身を置き、しょうゆ、酒を振りかけましょう。液体を加えて加熱することで蒸された状態になり、魚の身がしっとり仕上がります。
秋鮭は脂が控えめなので、バターで油分を補います。鮭の身にバターの風味をつけたいので上に載せましたが、レンジにかけるとマイクロ波がバターに当たってしまい、魚の身に火が入らないことがあります。バターはすぐに溶けるよう、薄めに切るのがコツです。
ラップをかけて600Wの電子レンジに2分かけ、そのまま1分蒸らしましょう。ラップを外して、表面に生っぽい部分があった場合も、蒸し汁をかければすぐに火が通ります。魚の身のタンパク質は60℃という低い温度で火が通るからです。
お好みで青ネギなどを散らせば完成です。魚とキノコのうま味が溶け出した蒸し汁は、バターが加わることで極上のソースに変わります。身を汁に絡めながらお召し上がりください。
バターをごま油に変えれば、中華風のアレンジも楽しめます。レンジ蒸しは手軽でありながら、秋鮭の特性を最大限に引き出す優れた調理法です。


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