有料会員登録
キャリア・教育

若手の9割が望まない「定番のボウリング大会」はなぜなくならないのか? 労働組合が抱える《組合員との致命的なズレ》

7分で読める
若手の9割は、組合レクの定番「ボウリング大会」を望んでいないという(写真:Fast&Slow/PIXTA)

INDEX

運動会や球技大会、ウォークラリーといった大規模イベントから、ビンゴ大会やボウリング大会のような屋内でのイベントまで。労働組合では組合員の親睦を深めるためにさまざまな「レク」を催しますが、350を超える労働組合の支援に従事している佐々木隆寛氏によれば、そうしたレクを期待している若手の労働者は10%にも満たないそうです。
ではなぜ、労働組合はいまだにそうしたレクに力を入れ続けているのでしょうか。本稿では、佐々木氏の著書『労働組合の未来を、デザインする。 組織の価値を高める3要素とは?』から一部を抜粋・編集する形で、その背景にある、組合と組合員の間にある致命的なズレについて考えます。

休日や業務後…… 。労働組合役員の「活動時間」問題

「組合活動はタイパもコスパも悪すぎる」

これは、多くの若者が労働組合に対して抱く率直な感想ではないでしょうか。実際、組合活動は平日の業務後や、貴重な土日に時間を割いて行われることがほとんどです。

特に春闘の準備が本格化する2月後半から3月にかけては、休みがすべて会議や準備に費やされるというのも、組合役員にとっては"あるある"な話です。

もちろん、その活動に対してお給料が出るわけではありませんから、つらいと感じるのも無理はありません。この時間的な負担の大きさは、組合活動から人々を遠ざける大きな要因の1つになっていると、私自身も感じています。

こうした負担感を和らげるため、組合によっては「活動手当」を支給しているところもあります。支給形態はさまざまで、1時間あたりの単価で計算して支払う組合もあれば、「4時間以上の活動でいくら」といったように活動単位で支給するケースもあります。

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数