かつてのような、夜の懇親会や飲み会を中心とした活動スタイルから、日中のランチ会やお茶会といった形へ、「時間や場所を変えてみる」ことから組合活動をアップデートしていく必要があるように感じます。
コストとして認識されてしまう「レクリエーション活動」
労働組合が「よかれと思って」企画している活動と、組合員、特に若い世代が組合に本当に求めていることとの間には、残念ながら大きなギャップが存在しています。
厚生労働省が実施した調査データを見ると、その乖離は明らかです。組合側が力を入れている活動として上位に挙がるのは、今も昔も変わらず「レクリエーション活動」で、約4割から5割の組合が実施していると答えています。
しかし、若手の労働者が組合に最も期待しているのは、「賃金や労働条件の改善」「職場環境の改善」「職場の人間関係の改善」といった、より切実な問題の解決です。レクリエーションを期待する声は、10%未満と少数です。
このデータが示すのは、組合執行部が掲げる「みんなで楽しもう! 絆が深まるぞ!」というスローガンが、若手組合員にとっては「また土曜開催か……家族との時間が削られてしまう……」という"コスト"として認識されている、という悲しい現実です。
飲み会やボウリング大会といった昔ながらのレクリエーションは、彼らにとって貴重なプライベートを犠牲にするものと映ってしまっている可能性があります。
もちろん、すべてのレクリエーションが無意味だと言うつもりはありません。しかし、組合活動の中心がそこに偏りすぎている現状は、若者の労働組合離れを加速させる一因になっていると言わざるを得ません。
では、なぜこのような認識のズレが生まれてしまうのでしょうか。
一つには、組合執行部が「参加する価値がある」と思える活動を企画できていないことが挙げられます。そしてもう一つ、大きな問題として「広報不足」があります。
例えば、ある労働組合では会社と交渉して各職場にウォーターサーバーを設置しました。しかし、会社からの発信は「ウォーターサーバーを設置しましたのでご利用ください」という事務的なもの。


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