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いま地方や郊外で急速に店舗網を広げているドラッグストアがある。食品の売り上げが全体の半分前後〜7割程度を占めており「それならスーパーだろう」と言いたくなるようなドラッグストアだ。この業態は「フード&ドラッグ」と呼ばれている。
首都圏に馴染みがないのはなぜか
首都圏でなぜ馴染みがないのか。それはフード&ドラッグは基本的には地方ローカルドラッグストアから進化した企業であり、ほとんどが首都圏中心部には、あまり店がないからだ。首都圏で馴染みがあるドラッグストアと言えば、ウエルシアと統合して業界1位になったイオングループのツルハ、かつての業界トップ企業マツキヨココカラ、それに都下出身のサンドラッグ、中京から最近は関東にも多いスギ薬局、といったあたりだろう。
これらの店が首都圏の主流であり、化粧品、医薬品と消耗雑貨類を売っている店(それに健康食品と一部の飲料やお菓子などもある)というのがイメージだろう。彼らは業界の大手企業なのだが、その店づくりは道端に人がたくさん歩いている駅前や繁華街があるから成立したのであって、人流が希薄な地方や郊外にそのまま大手の模倣店を作っても商売にならなかったようだ。地方、郊外ではドラッグストアは、都会とは別の形、フード&ドラッグに進化したのである。

ドラッグストアの売上高ランキングをみるとわかるが、上記の大手以外で、地方で生き残ることができたのは、ほぼフード&ドラッグタイプしかないといってもいい。


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