主なフード&ドラッグ各社の業績は表のとおり。全社増収、そのほとんどが増益を達成して、今後の成長を目指しているため、新規出店を続けている。

縮小市場では「損益分岐点の低さ」が生存を決める
スーパーとドラッグストアの機能を併せ持った店なので、便利で重宝されるが、フード&ドラッグの強みは実はそれだけではない。国内小売市場においての最大の課題と言えば、人口減少や高齢化の進行に伴う市場の縮小だ、というのは、皆さまもご存じのことであろう。
そうした右肩下がりの市場環境において、リアル店舗という設備投資を行って長期間かけて投資回収する、ということ自体が大きなリスクを伴うため、小売チェーンの店舗投資回収はかなり難しくなっている。こうした中では、多店舗を展開するチェーンストアでは、いかに大きな売り上げをとれるかより、いかに長く続けられるかという視点が、重要になっている。それは、損益分岐点の低い店を作り、その商圏内で最後まで生き残ることが最も重要な目的となる、ということなのである。この視点でみると、フード&ドラッグが地方でどんどん店を増やしていける背景がわかってくる。


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