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堀江貴文が説く「値札を見て買うな」—安物を選ぶより"毎日使うもの"にお金をかけるべき理由〜ホリエモン流お金の使い方

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最新版のスマートフォンにはお金をかける価値がある、と筆者は考えています (写真:Graphs / PIXTA)*写真はイメージ

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「お金はフェアだ。知っているか。知らないか。その差がそのまま人生の差になる。おもしろいくらいに。残酷なくらいに」——。そう語るのは“ホリエモン”の愛称で知られる実業家の堀江貴文氏。ホリエモン流の自己防衛マネー術について、新著『やってはいけない 絶対損する金の使い方』より一部を抜粋してご紹介します。

「値札」を見て買うな

円安と原材料費の高騰で、スマホの値段が上がり続けている。iPhoneは新型が出るたびに高くなり、容量の大きいモデルは20万円に届く。「高すぎて買えない」「スマホに20万円なんて贅沢だ」そんな声をよく聞く。値札だけを見れば、そのとおりだろう。

でも買い物の値段は、値札では決まらない。値札に書いてある数字を使う回数で割れ。その数字が本当の値段だ。

iPhoneで計算してみよう。最新機種を20万円で買い、毎年買い替えるとする。1年後に古い端末を10万円ほどで下取りに出せば、実質的な負担は年間10万円ほど。1日あたり約270円だ。1日5時間使うなら、1時間あたり約55円。ペットボトルの水より安い。

連絡も、決済も、調べ物も、地図も、仕事も、生活のほとんどがこの1台に載っている。起きている時間にこれほど長く使う道具はほかにない。毎年最新機種に買い替えたとしても、1時間あたりで見ればたった55円なのである。

ベッドも毎日使う回数で割って考えればいい。たとえば15万円のベッドを買ったとする。高級だ。でも、仮に10年使えば1晩あたり約40円だ。自分に合ったベッドなら寝心地が良くなり、快適に眠りやすくなる。しかもベッドは、毎晩7〜8時間と長時間使うものだ。

毎晩の睡眠環境は、翌日の集中力や体調にも直結する。1晩40円で毎日の眠りと翌日のコンディションを支えられるなら、決して高い買い物ではない。

本当に贅沢なのは、めったに使わないもののほうだ。「安いから」と買ったセール品を思い出してほしい。定価1万円の服が3000円になっている。70%オフなら得した気になるだろう。でも、一度も着なければ3000円をまるごと捨てたのと同じだ。お買い得でも、買い物上手でもなんでもない。

家のなかを見回せば、そんな「安かったから買ったもの」がいくつもあるはずだ。

数回しか使っていない調理家電、使わなくなったマッサージ器、三日坊主で終わったダイエットグッズ。買った瞬間は得をしたつもりでも、使わなければムダ遣いである。

高いか安いかは、値札だけでは決まらない。20万円のスマホでも毎日5時間使えば安い。3000円のセール品でも一度も使わなければ高い。見るべきなのは払った金額ではなく、どれだけ使うかである。

節約したいなら、まず「使う回数が少ないもの」から削れ。そして毎日のように使うものこそ、いいものを買え。スマホやベッド、毎日履く靴、毎日座る椅子。使う回数が多いものほど、少し高くても1回あたりの負担は小さくなる。そのうえ、毎日の快適さや使い勝手は上がる。こういうものにこそ、お金をかける価値がある。

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)/1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中(写真:徳間書店)

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