有料会員登録
ライフ #長寿の食卓

髙嶋ちさ子父・弘之さん(92歳)ダウン症の長女と囲む食卓…《週1でケンタ・脂身大好き》でも、「週5出勤」で超元気なワケ

12分で読める
髙嶋弘之さん
92歳の音楽プロデューサー・髙嶋弘之さんは、ダウン症の長女と2人暮らしをしています(撮影:谷川真紀子)
2/7 PAGES
3/7 PAGES
4/7 PAGES
5/7 PAGES
6/7 PAGES
7/7 PAGES

「僕は食べることは大好きだけど、決してグルメや美食家ではありません。何より誰かと食べることが好きなんです。毎日、出勤すると開口一番、会社のスタッフに『今日のランチはどこに行こうか?』と聞いちゃう」

前出の「ワトソンカッフェ 代官山店」で、ジャンボンブールの他にお気に入りなのがラザニアだという。濃厚なクリームが絡んだ大きめの平麺は食べ応えたっぷり(撮影:谷川真紀子)

家族一同がにぎやかに集うテーブルの光景は「元気の素」

髙嶋さんにとって、食事はコミュニケーションの場である。家族や気心が知れたスタッフや友人とはもちろん、初めて会う人と囲むテーブルも好奇心でワクワクする。

「僕の場合、人と語らいながら食べると、1人で食べるときとは料理の味が全然ちがうんです。おいしい料理はもっとおいしくなるし、そうでない料理だって味が底上げされる気がする」

毎日の朝晩、未知子さんと食卓につく時間は温かなひとときだ(写真:髙嶋弘之さん提供)

髙嶋家では、ちさ子さん一家や長男一家も一緒に何かにつけて自宅近くのレストランに集まり、食事会を開いている。子どもや孫たちの誕生会は、髙嶋さんが主催だ。

「日取りを決めて、お店と料理の相談をして、皆に連絡をするわけだけど、もう気持ちがウキウキしてきますね。家族一同がにぎやかに、というよりうるさいくらいしゃべって、食べて、飲んでいるテーブルの光景は僕の元気の素ですね」

髙嶋さんの毎日の食事を聞いていると、誰かと共にする食事は身体の栄養補給だけでなく、心の栄養にもなることを実感する。シニア世代にとって、人と囲む食卓は会話も生まれ、話がはずめば食欲も増し、活力や生きがいにつながっていく。

「悪いのは脚の調子だけ。頭も口も冴えている」と髙嶋さんは朗らかに笑った。

毎日の楽しい食事で心も体もイキイキとする髙嶋さんは、現在、ソロコンサートツアー「髙嶋弘之 私の好きな昭和歌謡」の真っ最中だ。直近は、9月27日に長崎県松浦市で開催する。地方コンサートでは、スタッフや演者と行く地元の食事も楽しみだという。

「地元の名物? 食べませんよ。どこに行っても僕は、ご当地のおいしいイタリアンを探します。みんなには申し訳ないけどね」

コンサートでは、髙嶋さんの思い入れのある名曲を披露するという(写真:髙嶋弘之さん提供)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数