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《スーパーで大泣きしている子どもを見かけて心が苦しい》それ、共感疲労かもしれません—共感性の高い人に潜むリスク

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(写真:Ushico / PIXTA)

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他人のつらさを自分の痛みのように感じてしまう、相手の問題まで背負い込んでしまう―。こうした状態が続くと、本人が気づかないまま心身の疲れが深まることがあります。なぜ「人の気持ちがわかる人」ほど疲れやすいのでしょうか。

​精神科医・長沼睦雄氏の著書『人の気持ちがわかりすぎてつらいと言えないあなたへ』より一部を抜粋し、3回にわたって考えます。

共感力を手段にする「ダーク・エンパス」の存在

優しくて共感力の高いエンパスの皆さんが、自分の身を守るために絶対に知っておかなければならない心理学の最新の概念があります。それが「ダーク・エンパス」と呼ばれる存在の脅威です。

近年、心理学界で注目されているダーク・エンパスとは、相手の心を読み取る「高度な共感能力」を持ちながら、同時に、目的のためなら人を駒のように扱う「計算高さ」、良心が欠如した「非情さ」、自分だけが優れていると思い込む「傲慢さ」などを併せ持つ人々のことを指します。

一般的なサイコパス(精神病質者)は、他人の感情に鈍感で無頓着だと言われます。しかし、ダーク・エンパスは違います。彼らはエンパスのように相手の内面を深く読み取り、「この人は何を望んでいるのか」「何に傷ついているのか」を把握する能力を持っています。

そのため、初期段階では非常に思いやりがあり、魅力的で理解のある人物としてターゲット(優しいエンパスの女性など)に接近してきます。そして強固な信頼関係を築き上げた後、読み取った相手の弱点や情報を武器として使い、相手を精神的に操作し、コントロールし、冷酷にエネルギーや労力を搾取するのです。

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