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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「仕事と子育て、どっちも中途半端だ」と悩む親が抜け出せない"白か黒か"二元論のワナ…苦しさの原因は「両立疲れ」だった

6分で読める
子供をみながら在宅勤務をする30代の男性
仕事と子育ての両立疲れ。実は「両立」という言葉が原因かもしれません(写真:jessie/PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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ご相談の中にある「仕事の時間と家庭の時間」「自分の時間と子どもに使う時間」という言葉。これらを口にした瞬間、親御さんの脳内では無意識にこんな変換が起きています。

仕事 = 義務・外側の世界、家庭 = 本来の役割・内側の世界
自分の時間 = 本来取り戻すべきもの、子どもとの時間 = その時間を奪うもの

つまり、二つを対立する別物として位置づけているのです。対立する二つのバランスを取り続ける——これほど精神的エネルギーを消耗する行為はありません。

「今は仕事中だから子どものことを考えてはいけない」

「今は子どもといるのに、仕事のメールが気になる自分はダメな母親だ」

こうした自己分断が、現代の親が抱える慢性的な疲労感と罪悪感の正体だと思われます。脳科学の領域でも、頻繁な「コンテキスト・スイッチ(注意の切り替え)」が認知資源を著しく消耗させることが知られています。実は、両立を意識すればするほど、脳は疲弊していくのです。

解決策は「バランス」ではなく「融合」

では、どうすればいいでしょうか。それは「バランスを取るのをやめ、融合させてしまうこと」です。

近年、ビジネスの世界でも「ワーク・ライフ・バランス」に代わって「ワーク・ライフ・インテグレーション(統合)」という概念が提唱されるようになりました。仕事と私生活を切り離して天秤にかけるのではなく、両者を一つの人生として統合的に捉えようという発想です。これは、西洋発祥の二元論的思考に対する、世界規模での揺り戻しと言えるかもしれません。 

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