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ライフ #「現金とっぱらい」の現場で

返済期間「35年超」が4人に1人に…80歳まで終わらない住宅ローンを抱えた44歳が"雪かきと草刈り"で生きる理由

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貸別荘の清掃で生活費を稼ぐ川口さん(44歳・仮名)(写真:筆者撮影)

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労働の対価を、その日のうちに現金で受け取る――。連載『“現金とっぱらい”の現場で』では、現代の日本で「即金日払い」という生き方を選んだ人々の人生を追う。彼らはなぜ、その働き方を選んだのか。そうせざるを得ない理由があるのか。
かつて正社員として働き、マンションまで購入した男性が、いまは妻子と離れ、雪かきと草刈りで生計を立てている。彼の身に何が起きたのか、聞いた。

地方にもある“現金とっぱらい仕事”

川口隼人(44歳・仮名)は4年前から関東地方のある高原リゾート地域で働いている。住んでいるのは人口が少ない別荘地で、普段は人影もまばらだ。まずは、川口の現在の仕事を聞こう。

「飲食店のアルバイトと現金払いの仕事で、収入は半々ぐらいです。平日は大手飲食チェーンで接客しています。週3~4日、正午から午後10時。1日10時間の労働で、時給1300円で1日1万3000円になります。この店はシフトが自由なんです。事前に希望を出せば、午後に用事がある日は休めるので、僕の生活に合っています。ただ、アルバイトだけでは生活できないので、いろんな働き方をしているんです」

別荘の維持には意外に手間がかかる。特に冬の雪。公道には除雪車が入るが、枝分かれした私道では雪が片付けられない。そこで発生するのが、人力による雪かきの仕事だ。

「貸別荘は道路から建物まで雪があるとお客さんが入れません。この辺りは若い人が少ないので、別荘のオーナーから僕のところに雪かきの依頼が来ます」

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