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"睡眠時間を削る人"が知らない「認知症のリスク」…眠っている間に「脳が丸洗い」されているという事実【現役医師が解説】

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眠るシニア女性
睡眠中には「体内の完全なリニューアル作業」が行われているといいます(写真:siro46/PIXTA)
  • 前島 圭佑 リウマチ専門医、医学博士
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睡眠とは、いわば「体内の完全なリニューアル作業」です。

このメンテナンスが行われないまま朝を迎えるということは、昨日の「汚れ」や「傷」をそのまま放置して、無理やり新しい一日を始めることを意味します。

睡眠を削ることは、自分の体をメンテナンスなしで使い倒すことと同じです。

眠っている間に脳は「丸洗い」される

特に注目すべきは、睡眠中に行われる「脳」のメンテナンスです。

私たちが起きている間、脳の中には「アミロイドベータ」などのタンパク質のゴミが絶えず蓄積しています。脳が活動した際に出る「燃えカス」です。

このゴミが溜まり続けると、集中力の低下や、将来的な認知症のリスクにもつながります。

ところが、深い眠りに入ると、驚くべき仕組みが動き出します。

脳の細胞がわずかに縮んで隙間を作り、そこを「脳脊髄液(のうせきずいえき)」という透明な液体が、波が引くように通り抜けていくのです。

これを「グリンパティック・システム」と呼びます。

脳の隅々まで新鮮な液体が流れ込み、一日かけて溜まった燃えカスを静かに洗い流していきます。深い眠りの時は特に脳の隙間が広がり、洗浄液がスムーズに流れてゴミを回収します。

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