「秋の臨時国会に向けて、私たちも準備をしっかり整えて、頼れる野党、頼れる政党として、より存在感を発揮できるように、まずはしっかりと論戦を張っていきたい」「今期を政権準備期間とし、次期参議院選挙を天王山と位置づける」
9月6日に開票された国民民主党の代表選で3度目の勝利を得た直後、玉木雄一郎氏は高らかにそう宣言した。
“戦後処理”に透ける玉木氏の焦り
次期参院選で当選議席を改選議席から3倍にして野党第1党の地位を獲得し、与党の過半数を割ることが玉木氏の最大目標。そのために、政治経験が豊かな榛葉賀津也幹事長を留任させた。榛葉氏は自民党、とくに麻生太郎副総裁と太いパイプを持つ。
「体制の骨格は変えない。(全票数のうち獲得した)8割を踏まえて判断をしたい。橋本候補が主張した組織運営について、建設的な提案は取り上げたい。人事においてもワンチームで取り組んでいけるような改革を推進できる体制を構築したい」
ともあれ戦いが終わったら「ノーサイド」。そして、対抗馬は人事で重用するのが通例だ。しかし、そうした言葉は玉木氏の口から出ることはなく、「適材適所」にとどまった。
玉木氏に挑戦した橋本幹彦衆院議員は当選2回の30歳。2024年の衆院選で埼玉13区から当選したが、今年2月の衆院選では比例復活した。だから、全国的にほとんど無名といっていいだろう。それでも、橋本氏は投票総数の2割を獲得した。


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