INDEX
みなさんは、「狭く深い知識」を持っている人と、「広く浅い知識」を持っている人と、どちらが優秀だと思いますか?
これは、実はかなり長く続いてきた論争なのです。「一つのことを極めた専門家こそが最強だ」という考え方と、「いろんな分野をつまみ食いした人のほうが役に立つ」という考え方。学校の勉強でも、仕事でも、あるいは趣味の世界でも、この二つの立場はずっとぶつかり合ってきました。
日本では“一つの道を極める”ことが美徳
日本ではとくに、「一つの道を極める」ことが美徳とされてきた側面があります。職人的な深さ、専門性への信頼。ビジネス書の世界でも、マルコム・グラッドウェル氏が『天才!成功する人々の法則』で紹介した「1万時間の法則」——ある分野で一流になるには最低1万時間の集中的な訓練が必要だという主張——は日本でもよく知られていて、「早く専門を決めて、そこに人生を賭けろ」というメッセージとして受け取られてきました。



※ログイン後、コメント入力が可能です。