有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法

「狭く深い知識」と「広く浅い知識」を持っている人はどちらが優秀か?世界が後者を評価しはじめたワケを東大合格者が解説

8分で読める
ドラゴン桜
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
2/6 PAGES

ところが、ここ数年、この空気が明らかに変わってきています。「むしろ広く浅いほうがいいのではないか?」という議論が、真面目に語られるようになってきているのです。

世界的ベストセラー『RANGE』が突きつけた問い

その象徴が、デイビッド・エプスタイン氏の『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』(日経BP)という本です。原題は"Range: Why Generalists Triumph in a Specialized World"。副題を直訳すると「なぜジェネラリストが専門化された世界で勝つのか」となります。

全米ベストセラーになり、ビル・ゲイツ氏やダニエル・カーネマン氏らが絶賛したことでも知られています。

この本で語られているのは、まさに「広く浅いほうがいい」ということです。

エプスタイン氏はまず、スポーツの世界から議論を始めます。よく引き合いに出されるのが、ゴルフのタイガー・ウッズ選手と、テニスのロジャー・フェデラー選手の対比です。

ウッズ選手は幼少期からゴルフ一本に絞って英才教育を受けた「早期専門型」の代表。一方、フェデラー選手は少年時代にサッカーやバスケットボール、スキーなど幅広いスポーツを経験し、テニスに絞ったのはむしろ遅かった「多様経験型」の代表です。

エプスタイン氏が成功者たちを幅広く調査すると、じつは「タイガー型」よりも「フェデラー型」のほうが多かった、というのです。

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数