「MIYAKO」のごま油は、最初の圧搾で得られた油だけを「一番搾り」として使用しています。また、大規模なメーカーで採用されている溶剤抽出ではなく、圧力をかけて油を搾り出す機械圧搾を採用。ごま本来の豊かな香りとなめらかな口当たり、苦味を抑えた味わいを引き出しています。
商品開発には、ミャンマーで幼少期を過ごした娘さんも携わっています。食用のごま油にとどまらず、ごま油を使ったリップクリームやせっけんを日本で開発・販売しています。さらにミャンマーでは現在、ごまを使った菓子の商品化に向けて試作を進めています。
最近、市内の飲茶を提供するレストランから、業務用ごま油の注文が急増しています。その背景には、健康志向の高まりを受け、油を控えた蒸し料理である飲茶の人気が広がっていることがあるようです。
食生活の課題と健康上の問題を改善?
「ミャンマーでは揚げ物をよく食べるうえ、食用油を繰り返し使う習慣もあります。また、炭水化物に偏りがちで、タンパク質が不足していることも、健康上の課題だと感じています」
市橋さんがこれまでに行った測定では、血管年齢が実年齢を平均で約10歳上回る傾向が見られたといいます。こうした食生活の課題を踏まえ、市橋さんが着目したのが、ごまに含まれる成分「セサミン」です。
「ミャンマー産のごまは、セサミンの含有量が比較的多いと考えられています。日本の検査機関に依頼し成分分析を行ったところ、『MIYAKO』のエキストラバージン・ごま油には、小さじ1杯(5cc)当たり約35mgのセサミンが含まれていることがわかりました。日本で販売されているセサミンサプリメントの1日分が約10mgとされていることを考えると、ごま油をきっかけに、ミャンマーの人々の健康づくりに役立てればと思っています」
従業員は現在、23人に増えました。ほぼゼロから始めたごま油生産も着実に拡大し、現在は年間約100トンのごまを仕入れています。搾油歩留まりは35~40%で、年間のごま油生産量は約35~40トン。生産量は年々増加しています。


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