出資比率は、日本側が51%(市橋さん41%、山田製油10%)、ミャンマー側のチュンシュエワー社が49%です。外資規制を踏まえ、土地・建物は現地パートナーが所有し、MIC(ミャンマー投資委員会)の認可を受けた長期リース契約のもと、ヤンゴン郊外にあるチュンシュエワー社の工場敷地内に生産拠点を構えることになりました。
ミャンマーの大地から産まれた宝物
市橋さんは2020年7月、「Miyako Food Myanmar」を登記しました。「Miyako」という社名は、山田製油の本社がある京都に由来します。かつて都であった京都で受け継がれてきた山田製油の伝統技術と、「世のため、人のため」という精神を継承し、次世代へつないでいきたいとの思いが込められています。
「販売許可の取得や包装資材の輸入など、許認可をめぐっては今も苦労しています。一方、商品開発については、山田製油から技術やノウハウの提供を受け、ミャンマー側のパートナーのチュンシュエワー社にも工場などのインフラを整えてもらったため、比較的スムーズに進みました」
2020年10月には日本から輸入した機械が到着し、同年12月に工場の設置が完了。21年1月には、いよいよ試験生産が始まりました。
初めて搾油機からごま油が流れ出したときの光景を、市橋さんはいまも鮮明に覚えています。
「まさに、ミャンマーの大地から生まれた宝物だと思いました。あの瞬間は忘れられません」


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