数十年ぶりにプラネタリウムに行ってみたところ、子どもの頃に聞いた解説よりも言葉がすっと頭に入り、もっと星のことを深く知りたいと思うようになりました。その後、天体望遠鏡で観測したり、星座にまつわる神話を調べたりなど、さらに多方面へと興味が広がっていったそうです。
このように知ることの喜びは、脳への"ご褒美"となり、好循環をもたらすのです。
とは言え、いきなり趣味をもちましょうといわれても、やりたいことが思いつかない……。そんなときは、まず昔を思い出してみましょう。いっときでも夢中になったこと、部活動など、少しでも経験をしたのであれば未経験よりは経験値が上がっているはず。
また、ネットの検索履歴を見返してみると、潜在的な興味に気づけるかもしれません。もらって嬉しかったもの、人と話して盛り上がった話題、思わず吹き出したお笑いネタなどにもヒントは潜んでいるはずです。
三日坊主でもかまいません。実際におもしろかったら続ければいいし、自分に合わなければ、やめればいいのです。楽しいと思えないことを無理に続けるのは、ストレスになります。
スポーツをする場合、勝ち負けが生じます。でも初心者のうちから勝負にこだわったり、上達を目指したりする必要はありません。要は「親しむ」ことです。自分にノルマを課したりもせず、楽に取り組みましょう。何の得にもならなくていいので、楽しそうかどうかの基準だけで、まずは気楽に始めてみることが大切です。
日常をちょっと変えるだけでもいい
特に趣味として取り組まなくても、まずはやっていなかったことを始めてみましょう。ミニトマトの種をまく、縄跳びをする、など、何かいつもとちがうことをする行為が、知的好奇心を活発にし、脳の活力をアップさせてくれます。
今は特に興味がなくても、それを好きな友人に同行してみるのもよいでしょう。楽しみ方のツボがわかっているので、ストレートに魅力を感じることができます。
ある人の例ですが、鉱石をコレクションしている友人と一緒に河原へ行ったそうです。実際に石を探してみて、水晶が実は身近な鉱物であることに気づきました。興味をもったので友人から結晶系のちがいなどについて教えてもらい、今ではすっかり鉱物のおもしろさにはまっているそうです。


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