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ビジネス #オールドメディアの岐路

〈匿名座談会〉政治家に動画で出し抜かれる屈辱…かつての花形・政治部で進む変質、企業向け配信と生存戦略のリアル

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令和の政治部記者たちの悲哀とは(画像:A-Digit / Getty Images)

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「オールドメディア」と揶揄される新聞・テレビ。その業界内で長く花形部署とされてきたのが「政治部」だ。ところが、その現場でいま異変が起きている。記者会見での質問までがSNSで切り取られ、政治記者自身が「特定の政党や政治家の立場に偏っている」「質問の質が低い」と批判されることも珍しくない。政治部記者たちは「オールドメディア批判」を受ける中枢にいる。中堅からベテランまで4人の関係者に、令和の政治部の実態を聞いた。前編は、SNSの台頭や新型コロナ禍、所属企業の経営環境によって一変した政治取材の現場について(取材を基に座談会形式で構成)。
全国紙デスク     2000年代半ばから政治部所属。現在はデスク
全国紙キャップ    00年代後半から政治部所属。現在は現場記者のまとめ役であるキャップ
全国紙記者      10年代に入ってから政治部へ。首相候補を何人も担当。海外勤務経験もある
キー局キャップ    政治部が長いが、番組のディレクター経験などもある

――政治の世界でもSNS活用が活発になりましたが、現場に変化はありますか。

全国紙キャップ:SNSの普及で、政治記者の存在感がかなり下がった気がする。以前なら政治家は、自らの発言がテレビや新聞で取り上げられること以外に発信手段がなかったが、今は自前でX(旧ツイッター)やユーチューブで発信すればいい。

全国紙デスク:SNSのほうが自分の伝えたいことをそのまま伝えられるからいいのだろう。でもそれは、伝えたい情報だけの垂れ流しだ。

全国紙記者:SNSで自分の言いたいことだけを発信していては、政治家として鍛えられない。記者会見で厳しい質問を受けることで力が身に付くはずだ。いかに当意即妙かつ味のあるコメントをするかが問われる。

全国紙デスク:ただ、われわれも反省すべき点はある。政治部に限らず、記者会見で記者たちの「上から目線」の質問が、たびたび批判を浴びる。SNSの批判にも、ひざを打つものはある。批判を正面から受け止め、われわれもアップデートしなければならない。

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