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たった1社の停止で全米の医療が麻痺…「ハッキングされていない病院」の経営まで止まったサイバー攻撃の戦慄

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病院
(写真:Ushico / PIXTA)
  • 橋本 詩保 SecurityScorecard, Inc. インターナショナルマーケティング担当 バイスプレジデント

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もし明日、病院のシステムが突然使えなくなったら、診療を続けられるでしょうか。

病院のシステムが止まったときに起こるのは、診療データにアクセスできないことだけではありません。救急患者を受け入れられない、予定していた手術を延期せざるを得ないなど、患者の安全が脅かされるだけでなく、会計処理や診療報酬請求が滞るなど、病院の収益や資金繰りにも深刻な影響が及びます。

Change Healthcare社へのランサムウェア攻撃が波及

病院が直接攻撃されなくても、診療や経営が止まることがあります。その危険性を世界に知らしめたのが、2024年2月にアメリカで発生したChange Healthcare社へのランサムウェア攻撃です。

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同社は、医療機関、保険者、薬局などをつなぎ、保険請求や支払い、処方関連業務を支えるアメリカ有数の医療情報基盤を運営しています。

攻撃を受けた同社が被害拡大を防ぐためにシステムをネットワークから切り離した結果、全米の医療機関や薬局で、保険資格の確認、処方薬の請求、診療報酬の請求・支払いなどに広範な障害が発生しました。

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