BYDは国内販売不振を海外販売で補おうと輸出に力を入れた。CAAMの統計によるとBYDの1~6月期の自動車輸出台数は79万2000台で、前年同期より67.8%増えたものの、国内不振を補いきれなかった。
電子機器やエネルギー貯蔵などのその他事業を含めると、1~6月期の海外事業売上高は、前年同期比33.9%増の1812億6800万元に達し、全売上高に占める比率は前年同期の36.5%から一挙に52.6%に跳ね上がった。
電池内製化の強み生かし、急速充電車に力
そこに降りかかってきたのが人民元相場の上昇だ。対ドル相場は25年末の1ドル約7.0元から6月末には同6.78元へと3%上昇。これに伴いBYDは1~6月期に47億300万元の為替差損を計上。前年同期は逆に31億6000万元の為替差益を計上していただけに、利益を大きく押し下げる方向に働いた。
もっとも、BYDの業績を四半期別に見れば、第2四半期にあたる4~6月期に入って急速に回復している。売上高は前年同期比3.15%減の1945億9000万元だったものの、純利益は82億4100万元となり、前年同期比約29.7%増加した。
新モデル投入で自動車販売はここへ来て底入れしている。6月の販売台数は前年同月比5.46%増、さらに7月には同21.8%増と伸びが加速している。高級オフロードSUVブランドの「方程豹」から急速充電が可能な「豹5」の新モデルなどを投入、人気を博している。急速充電ステーションの整備にも力を入れるなど、電池を内製化する垂直統合メーカーの強みを発揮しようとしている。
(財新記者:翟少輝)
※中国語原文の配信は8月29日


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