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なぜ博物館に年間650万人も殺到?ルーブル、バチカンに続く「世界3位」に躍進した韓国・国立中央博物館、驚きの仕掛け

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国立中央博物館のウリ「金銅半跏思惟像」を好きな角度から見学できる「思惟の部屋」(写真:筆者撮影)
  • 五味 洋治 ジャーナリスト、東京新聞 前論説委員
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しかしここ数年、国中博に多くの人が注目したのは、アニメーションの影響が大きかった。動画配信Netflixのオリジナルアニメーション『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ(K-Pop Demon Hunters)』のグローバルな大ヒットである。この作品が世界中を席巻し、国中博の人気を一気に高める一因となった。

本作は公開後、Netflixでの累計視聴回数が2億3600万回を突破し、それまでの『レッド・ノーティス』を超えてNetflix映画部門における史上最多視聴記録を樹立した。

世界的なアニメ番組のヒットが来場者引き寄せた

博物館グッズが人気だが、中でも「半跏思惟像」のカラーミニチュアが人気だ(写真:韓国国立博物館公式サイトより)

映画は、K-POPアイドルグループが裏で悪霊退治を行うというファンタジーで、作中のビジュアルや世界観の構築には韓国の伝統的なシャーマニズム、民画、歴史的建造物、古代文化財が緻密に織り込まれている。

世界中の視聴者の間で、この作品に登場する伝統文化やモチーフへの関心が高まり、国中博を訪問する大きな動機となった。

ミュージアムグッズを買うために国中博を訪れる人も増えているという。この人気を支えているのが、国中博の文化財団が展開するオリジナルブランド『MU:DS(ミューズ)』だ。

ミューズの魅力は、歴史的な遺物を単に「縮小して複製」「美しい絵はがき」のレベルに留めなかった点にある。

デザイナーたちは遺物のオリジナルな姿を生かしつつ、デザイン性のある品物に作り上げた。例えば同館で販売されている『カササギと虎バッジ』は、『KPOPガールズ!デモン・ハンターズ』のキャラクターに似ているとSNS上で話題となり、爆発的な人気を集めた。25年の1年間で9万個以上が売れ、つねに品薄状態だ。

同館の売り物である半跏思惟像はミニチュア化し、さまざまなカラーで着色した。これを人気グループBTSのリーダーであるRMが自身の作業部屋に置いたことが知られ、人気になった。

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