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50歳で会社を辞め、大好きな「買い物」をやめたら、欲しかったものすべてが手に入った理由

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リラックスした表情の女性
早期退職を決意し、始まった「買わない生活」。どうなったのか?(写真:maruco/PIXTA)

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「幸せになるにはお金が必要」。そう信じて、半世紀にわたり「買う」ことに命をかけてきたという稲垣えみ子氏。しかし、過酷な競争社会に疲れ果て、50歳で早期退職を決意します。給料を失い、大好きな「買い物」を諦めざるを得なくなった稲垣氏を待っていたのは、意外にも「すべてを手に入れた」という奇跡のような日々でした。稲垣氏の新刊『買わない生活』から「はしがき」を抜粋してお届けします。

「幸せになるにはお金が必要」と信じていた半世紀

おおげさでも何でもなく、生まれてこの方半世紀ほど、ずっと「買う」ことに命をかけてきた。

『買わない生活』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

理由は一つ。私は幸せになりたかったのだ。

そのためには買わねばならなかった。可愛い服、カッコイイ靴、個性的なアクセサリー、センスの良い食器、本格料理のための高級鍋、一流職人が握る寿司屋での食事、多少の難もそれなりに隠してくれるらしい化粧品、おしゃれなヨガスタジオのチケット、癒しのリゾートホテルの宿泊……「幸せな自分」になるために手に入れなければならない素敵なモノたちは次から次へと無限に現れ、私は嬉々としてそれを買い続けた。幸せになるにはお金が必要である。 1ミリの疑いもなくそう信じきっていたのである。

無論、世の中にはお金で買えない大切なものがあるということは理解しておりました。そう、愛とか、思いやりとか。お金がすべてじゃない。ええもちろんそうでしょうとも!

しかしそうは言ってもですよ、衣食足りて礼節を知ると言いますか、つまるところ、お金で買えない素晴らしいものを手に入れるにも、まずはお金が必要なんじゃないですかね?

だって、自分がステキな生活をしていなければ、愛や思いやりを注いだり注がれたりしたいと思えるようなステキな人たちと知り合うチャンスもないと思うんです。なんだかんだ言ってお金がない人間は世間にまともに相手にされない。それが現実ってものなんじゃないでしょうか。

やっぱり、お金がなければ始まらない。

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