インターネット上を中心に広まった「性的消費」という言葉
2010年代後半から2020年代初頭にかけて、インターネット上を中心に流行し、たちまち一般的にも知られるようになった言葉として、性的消費を挙げることができます。SNS上での「炎上」をきっかけとして、この言葉を知ったという方も多いでしょう。
たとえば、『宇崎ちゃんは遊びたい!』の献血ポスターや、『月曜日のたわわ』の日本経済新聞の全面広告。あるいはストッキング・タイツメーカーであるアツギのSNS上での画像投稿キャンペーン。「性的消費 炎上」などでググってみれば、それ以外にも様々な事例を私たちは知ることができます。
多くの方のお察しの通り、この言葉の拡大は、同時代におけるジェンダー論の広がりと密接に関係しています。ジェンダー論の研究者による、「なぜこの広告は炎上したのか」を分析する論考がしばしばネット上を賑わせたことはその証左でしょう。
少なくともリスク管理の観点から、性的消費と非難されるような広告は避けなければならないという主張は、この時期盛んに繰り返されていました。


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