街中や高速道路で、派手な、あるいはユニークな広告をまとったバスやトラックに目にしたことはないだろうか?
日々、高速道路を使う筆者も、よくこうした「走るCM」(特に企業そのもののCMではなく、公共性をまとったデザイン)であるラッピングカーに目を奪われる。
では、いまどんな種類のラッピングカーがあるのだろうか。「最新交通ラッピング事情」を紹介したい。
テーマパークや観光地のPR
この連載でもときどき紹介しているバスタ新宿では、河口湖・富士山方面へと向かう富士急バスに多くのラッピングバスを見ることができる。目立つのは、バス会社と同系列の遊園地、富士急ハイランドのラッピングだ。
遊園地全体のデザインもあれば、2011年に誕生した大型ローラーコースターの「高飛車」を大きく描いたバスもある。高飛車は、身長125センチ未満は乗れないという身長制限の他、54歳以下しか利用できないという年齢制限まであり、筆者ももう乗ることはできない。
神奈川県の相模湖畔にあるテーマパーク「さがみ湖MORI MORI」内にある「パディントンタウン」のデザインは、ベースの朱色がいやがうえでも目立つ。「ピーターラビット イングリッシュガーデン」のラッピングバスは、文字通りイギリス生まれのウサギたちがたくさん描かれていた。「富士本栖湖リゾート」内に開設された英国式庭園である。
さらに、富士吉田市にあるクラフトジンのブランド「富士の神(ふじのじん)」のラッピングバスは、ベースが真っ黒でこれまた目を惹くデザインであった。
岐阜県のバス会社、濃飛バスからは、「乗鞍高原」と「両面宿儺(すくな)」のラッピングバスが、バスタ新宿に入ってきていた。
両面宿儺は、飛騨の地を切り開き、民を守った英雄として慕われている伝説の人物(鬼神?)で、近年、漫画「呪術廻戦」にも登場したことから知られるようになった。高速道路上で出会ったらちょっと驚いてしまうようなインパクトのあるデザインである。


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