茨城交通のラッピングバスは、水戸の梅まつりがテーマで、ご当地キャラの「みとちゃん」が大きく描かれていて、ほほえましい。
伊豆半島を中心に路線を延ばす東海バスでは、富士山を描いた「雲見海岸」をアピールするバスが見られたし、おんたけ交通(本社:長野県木曽町)のバスは、背面だけだが、近年インバウンドにも人気が高い、中山道の妻籠宿(つまごじゅく)が大きく描かれている。
自治体のPRをラッピングバスで
実は、筆者がバスのラッピングのインパクトに気づかされたのは、バスターミナル東京八重洲のほうであった。こちらでは、主に千葉県方面のバスが多いのだが、多古町、旭市、香取市など自治体のPRに使われるラッピングバスを多数見かけていたからだ。
旭市は千葉交通の高速バスで見ることができる。千葉県のどのあたりにあるかを示す地図と、ご当地キャラのあさピー、そして何より目立つのは、「東京から高速バスで100分 九十九里浜を一望できるまち」というキャッチコピーである。
高速バスの車体に「高速バスで100分」というコピーは、「これ以上似合う内容はない!」というくらい、ぴったりの名文句であろう。「バスタ東京八重洲~旭市~銚子市を結ぶこのバスに乗れば、2時間かからずに東京へ行けますよ」というメッセージは、旭市のPRであると同時にバスそのもののアピールにもなっている。
また、成田空港に近いものの、知名度が高いとはいえない千葉県多古町をアピールするバス(こちらも千葉交通)は、「多古町で多幸LIFE!」というキャッチフレーズで移住の促進を高らかにうたっており、企業支援金が最大250万円、第3子以降出産・入学祝い金が総額100万円相当など、具体的な大盤振る舞いの金額が記されていて、これも思わず読んでしまうインパクトがある。
残念ながらバスターミナル東京八重洲は、乗降場とバスの間に仕切りがあって写真が撮りにくいので、ずばりの写真をお見せできないが、バス会社の中にはホームページでラッピングバスのデザインを紹介している企業もある。


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