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ビジネス #鉄道最前線

「どこまで乗っても60円」ブリスベンの鉄道事情 円安&物価高で「水1本500円」だが交通は格安

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ブリスベン川を渡るドイツ製近郊列車(筆者撮影)
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格安運賃は近郊鉄道だけでなく、路線バス、ブリスベン川を運行する航路、ゴールドコーストのトラムも同様、1乗車、1乗船、それぞれ0.5オーストラリアドルである。ブリスベン中心街から近郊鉄道とゴールドコーストのトラムを乗り継ぐと、サーファーズパラダイスなどのリゾート地へアクセスできるが、交通費は近郊鉄道1乗車+トラム1乗車で合計120円弱なのだからうれしい。

円安の現在、海外の先進国は日本より物価が高いのが一般的で、オーストラリアでも駅の自販機のペットボトル水が4.5オーストラリアドル(500円以上)もするのに、電車の運賃は空港以外どこまで乗っても60円弱なのだから、物価高も「ものによりけり」である。

交通運賃は格安でも自販機の水は4.5オーストラリアドル(約500円)もする(筆者撮影)

州が管理しているが故の格安運賃

実はこの格安運賃は2024年からで、それまではゾーン制であった。ゾーン内の運賃、隣のゾーンまでの運賃などと定められていた。ところが2024年のクイーンズランド州選挙で、一律運賃実施を公約にしていた政権が勝利し、公約通りの運賃になった。冒頭に述べたようにオーストラリアでは州の権限が強く、この格安運賃は利用促進のため、無期限に継続されることになった。

海外では鉄道はネットワークを重視し、幹線の利益でローカル線を補う構図がある。海外から見ると、日本では都会の通勤列車が超満員で運行しているので、ローカル線は十分補えると見えるに違いない。しかしブリスベンで列車に乗っている限り、通勤時でも全員が座れるくらいの混雑度なので、幹線でもそんなに儲かっている気配はなさそうである。

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