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「休ませたままでいい?」不登校35万人、ひきこもり100万人…元ひきこもり在宅医が伝える"無理させない"と"放置"の違い

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ひきこもりの未来を開く80のヒント
不登校の本人やその家族に「本当に寄り添う」とはどういうことなのでしょうか?(写真:beauty-box/PIXTA)
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■在宅診療は「沈黙」を共有できる

私が在宅診療を始めて、10年が経ちました。

これまで、10年間に2000人以上の「最期の時間」に立ち会ってきました。どんな病気でも断らない。どんな環境でも、家で看る。24時間365日対応する。それが、しろひげ在宅診療所の原点です。

こころの問題を抱えた人を診る在宅医

『ひきこもりの未来を開く80のヒント』(九十九シンシャ)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

もともとは、がん終末期や難病の患者さんが中心でした。人生の「終わり」に寄り添う医療。

けれど、開業3年目あたりから、少しずつ変化が起きました。“こころの問題を抱えた患者さん”が増えてきたのです。今では新しく関わる患者さんの約3割が、こころの問題を土台に持つ方々です。

そのうち、約4割は若年層。ひきこもりや不登校が背景にあります。

在宅診療は、病院とは違います。待合室もない。白衣の威圧感もない。生活の真ん中に、医療が入っていく。カーテンが閉まったままの部屋。布団の中で顔を隠す子。声をかけても返事がない。

私は、布団の横に座ります。沈黙を共有します。沈黙は、無力ではありません。最初は顔を見せない子も、何度か訪問するうちに、少しだけ視線が動くようになる。それだけで十分です。

未来を開くヒント:沈黙は、共有することで言葉より先に存在が届く。

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