有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

上司「頑張ればいい車買えるぞ」→Z世代がドン引きした当然のワケ 若手に見限られ"妖精化"していくベテランの末路とは

7分で読める
上司と部下のイメージ
部下のモチベーションを下げる「常識ハラスメント」とは?(写真:metamorworks / PIXTA)
  • 加藤 芳久 株式会社ファイブベイ取締役副社長、組織変革コンサルタント

INDEX

「もっと頑張って稼げるようになったら、いい車が買えるぞ」

もし上司からこう言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。

「よし、もっと頑張ろう」と奮起する人もいるでしょう。

一方で、「別に車はいらないんだけど……」と戸惑う人もいるはずです。

私は組織変革コンサルタントとして、20年にわたり組織づくりや人財育成に携わってきました。その現場で感じるのは、いま職場で起きている世代間ギャップの本質は、単に「若者の価値観が変わった」ということではない、ということです。

問題は、上司が「自分がうれしかった言葉は、部下もうれしいはずだ」と思い込んでしまうことにあります。

「頑張ればいい車が買える」は響かない?

かつての日本企業には、比較的わかりやすい成功モデルがありました。

一所懸命働く。出世する。給料が上がる。いい車を買う。家を買う。

もちろん、すべての人がそうだったわけではありません。しかし、「経済的に豊かになること」が仕事を頑張る大きなモチベーションになった時代は確かにありました。

その時代を生きてきた上司が、

「若いうちは、とにかく働け」

「頑張れば、いい車だって買える」

と部下を励ますのは、ある意味では自然なことです。

本人に悪気はありません。むしろ、「若手に頑張ってほしい」という善意から言っているのです。

ところが、この「善意」が厄介なのです。そして、問題は「車」ではありません。

「自分が欲しかったものは、相手も欲しいはずだ」という思い込みなのです。

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数