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上司「頑張ればいい車買えるぞ」→Z世代がドン引きした当然のワケ 若手に見限られ"妖精化"していくベテランの末路とは

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上司と部下のイメージ
部下のモチベーションを下げる「常識ハラスメント」とは?(写真:metamorworks / PIXTA)
  • 加藤 芳久 株式会社ファイブベイ取締役副社長、組織変革コンサルタント
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そもそも、人は何によって動くのでしょうか。

アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱した「二要因理論」というものがあります。ハーズバーグによれば、モチベーションには、大きく分けると二つの方向があります。

一つは、給料、昇進、評価、報酬といった「外から与えられるもの」によって動くことです。

もう一つは、「もっと成長したい」「この仕事が面白い」「誰かの役に立ちたい」「この仲間と一緒にやり遂げたい」といった、自分の内側から湧き上がる動機です。

「いい車が買えるぞ」という励ましは、典型的な前者です。

もちろん、外からの報酬が悪いわけではありません。問題なのは、それが相手にとって本当に「欲しいもの」なのかを確認しないまま与えてしまうことです。

「常識ハラスメント」とは

私は、こうした価値観の押し付けを、あえて「常識ハラスメント」と呼んでいます。

自分が育ってきた時代や職場環境の常識を、そのまま相手にも当てはめてしまうことです。

仕事柄、Z世代の社員の本音を聴く機会がたくさんありますが、そこで感じるのは、驚くほど自然に「面従腹背」ができるということです。

ある時、上司と楽しそうに談笑している若手社員のAさんに、「上司と仲がいいですね」と声をかけたことがあります。

するとAさんは、笑顔でこう言いました。

「いえ、大嫌いですよ!」

私は思わず目を丸くしました。

外から見ると良好な関係に見えていても、本人の心の中ではまったく違うことが起きているのです。

では、部下のモチベーションを上げるには、何と言えばいいのでしょうか。

私は講演や組織変革コンサルティングの中で、この質問をよく受けます。

しかし、「その人が何を大切にしているのか」を知らなければ、その人に響く言葉はわかりません。

言い換えれば、「魔法の言葉」は上司の頭の中にあるのではありません。

部下の中にあるのです。

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