JR御茶ノ水駅のすぐ東側は、神田川に架かる聖橋を臨む。1927年に関東大震災の復興橋として架けられると、アーチ型の立体的な橋脚の美しさで有名になり、東京の観光名所のひとつになった。
聖橋から本郷通りを南へ神田小川町方面に歩くと、国の重要文化財に指定されているニコライ堂(日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂)が右手にそびえる。日本最大級のビザンチン様式の聖堂になり、7年をかけて1891年に完成した歴史ある建物だ。
御茶ノ水周辺は、多様な建築様式や建造物をその歴史や文化とともに学ぶことができるエリアにもなる。
明治創業の老舗蕎麦屋で濃いめの上品な蕎麦を楽しむ
神保町の食といえば、老舗蕎麦屋と有名カレー店の激戦区として知られる。
この日は、ニコライ堂から靖国通りに出て小川町のスポーツ用品店街を歩き、そのまま都営新宿線小川町駅からすぐの老舗蕎麦屋・神田まつや本店を訪れた。
明治17年創業の年季の入った純和風の日本家屋の店舗は、東京都の歴史的建造物に選定され、下町情緒があふれる。そんな昔ながらの情緒が打ち立て蕎麦の味をより引き立てている気がする。
午前11時の開店前から行列ができる人気ぶりだが、開店10分前に着くと、最初の入店タイミングでギリギリ席に座れた。注文したのは、定番のざるそば(1320円)。江戸前の手打ち蕎麦と濃いめのつゆの上品な下町の味が楽しめるが、量は一般的なざる蕎麦より少ない印象。大盛りを頼んだ方がいいかもしれない。


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