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「AI導入、今すぐやれ」→4週間後「やっぱナシで」 それはさすがにキツイわ…ワンマン社長に振り回される43歳部長の悲鳴

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残業する管理職
ワンマン社長の提案に残業までしたのに…開発部長の苦悩とは(写真:jessie/PIXTA)
  • 船見 敏子 公認心理師、産業カウンセラー、1級キャリアコンサルティング技能士

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研修の場でいつも元気で前向きな表情を見せていたMさんが、珍しく疲れた表情でカウンセリングルームにやってきた。

43歳、開発部長。新卒で大手メーカーに入社したが、もっとスピーディに、自由に開発がしたいという理由で、社員100名ほどの企業に10年前に転職した。以来、着実に実績を上げ、順調に昇進し、部下からも信頼されている。

「1カ月ほど前のことです。朝礼で、社長から『わが社も今すぐAIによる顧客対応自動化を導入する。M部長、今月中にプロトタイプを作ってくれ』と指示されたんです」

「できない理由を探すな!」

Mさんは、シニア層の顧客が多いことから懸念点を伝えたが、社長は「できない理由を探すな!」と言い放つのみ。仕方なくMさんは部下たちに頭を下げ、多忙な中で対応してもらうことにした。部下から不満の声が出たことは言うまでもなく、Mさん自身、毎日のように深夜まで残業し、3週間で見積もりをつくり上げた。

その翌週の会議でのこと。Mさんが進捗状況を報告すると、社長はこう言ったという。

「あ、その件なんだけど、週末にX社の社長とゴルフに行って話を聞いたら、AI対応って顧客満足度落ちるらしいじゃん。だからナシで。それよりX社がやってるSNSでの動画マーケティング、うちも今すぐやろうよ」

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