最大の理由は、日本市場が持つ特殊な熱量にあると筆者は考える。
日本は、グローバルで見ても極めて特殊な"Google Pixelユートピア"だ。かつてアップルのiPhoneが圧倒的な強さを誇った日本市場において、「Google Pixel」は通信キャリアとの強力な連携や戦略的な価格設定によって急速にシェアを拡大。
今や日本国内のスマートフォン市場シェアは8%を超え、現状Android市場ではAQUOS(シャープ)、Xperia(ソニー)に次ぐトップ3という位置づけだ(26年2月、MMD研究所調べ)。
さらに、グーグル関係者が「日本のお客様は、最先端のテクノロジーやクリエイティブを使って遊ぶことに対して非常に感度が高い」と語るように、日本の消費者は新しい技術やAI機能を面白がり、SNSなどで自発的に拡散する傾向が強い。
03年にアップルが日本を米国外初の出店拠点に選んだのと同様、グーグルにとっても日本は世界で最も新技術を検証しやすい「最高の実験場」と言える。
ハードと一緒に「グーグルのAI」を売る
だからこそ、同店舗は「Pixel Store」ではなく「Google Store」でなければならなかった。その真骨頂が、既存の米国内店舗も含めた世界中の「Google Store」で初めて「フロア丸ごと体験型」として設計された2階の「Pixel スタジオ」だ。
ここには、画像・動画を生成する「没入型フォトブース」や、トレンドに合わせた「オリジナルAIアバター生成」など、最先端のAI技術を駆使した5つの無料コンテンツが用意されている。
スペック表やウェブの動画解説だけでは伝わりにくい「グーグルのAIで暮らしやクリエイティビティがどう変わるか」を、来場者に体験してもらう仕掛けがある。


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