昭和に少女時代を過ごした筆者にとって、このケーキスタンドは憧れそのもの。マンガやアニメに登場する、ヨーロッパ風のお屋敷、ティータイムにはお庭で、銀のティーセット、ケーキ、花柄の食器……という、「西洋のお嬢さまの優雅な暮らし」の象徴でした。
今では、キラキラ女子のインスタグラムではお馴染みの光景になりましたが、庶民の私には、なかなか手が届かない存在です。憧れのスタンドが、朝食から登場する。食べる前から、いつもとは違う高揚感があります。
見た目も味も別格な、千疋屋のフルーツ
そんな心を浮き立たせるスタンドの上段には千疋屋自慢のフルーツ。すいか、巨峰、パイナップル、キウイ、バナナ、グレープフルーツ。季節によって変わる、旬の果物が美しくカットされて、華やかに盛り付けられています。
すいかは夏ならでは。みずみずしくてシャクシャクとした食感が心地よい。大きくて冷蔵庫のスペースを取るうえ、丸ごと買うと値段もそれなり。日常の食卓ではなかなか手が伸びないんですよね。
くるりと皮をひねったグレープフルーツは、まるで花が咲いたよう。うすーく底をカットして、直立するように盛り付けられた巨峰。ぶどうを立たせる必要があるのかといえば、もちろんありません。でも、こうした細かなひと手間に、フルーツを美しく見せようとする千疋屋のこだわりを感じます。
スーパーでおなじみの、バナナやキウイは、食べ慣れているからこそ、違いが歴然。バナナはねっちりと濃厚で、キウイも、口に含むと甘い果汁が口の中で弾けます。老舗フルーツパーラーおそるべし、おいしさの格の違いは歴然です。


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