有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

『週刊現代』「NHKラジオ」から『アベプラ』まで…大学病院の雑用地獄を脱出した医師作家が見た"新旧メディア"の裏表

9分で読める
撮影の様子
クリニック内で行われた『ザ!世界仰天ニュース』の撮影の様子(写真:筆者提供)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家

INDEX

2024年4月から、医師の働き方改革が導入された。これによって医師の勤務時間は厳しく管理されるようになり、夕方になって病棟の患者さんが落ち着いていれば医師は帰宅するようになった。

大変いいこと……と言いたいが、いいのか悪いのか正直なところぼくにはわからない。え、どこが悪いって? だって患者さんを診る時間が少なくなるからね。

ぼくが大学病院で働いていたときは、16時間働き、8時間休んだ。この8時間の中に「通勤」「夕食」「入浴」「睡眠」が入っていた。

なんでこんなに長時間働いていたのか? 16時間のうち臨床(外来診療や、外科手術、入院患者の診察)は、8時間くらい。いや、もしかしたらもう少し少ないかも。

あとの8時間以上は、管理・運営をしていた。これは中間管理職以上のビジネスパーソンのみなさんも同じではないだろうか。

管理・運営というのは要するに事務仕事。もっとダイレクトに言えば雑用である。

大学病院では腐るほどの雑用が降ってきた

大学病院という場所はとにかく雑用が多い。腐るほど大量の書類の処理をしていた。

こういう仕事は、まず教授のところにやってくる。すると教授は部下たちに雑用を振り分ける。ぼくの机の上はいつも書類の山だった。

ぼくは事務仕事が異様に速く、どんどん片付けてしまう。今日できる仕事は絶対明日までに延ばさない。明日になったら、また仕事が降ってくるから。

仕事の仕上がりが速いと、それを見た教授がさらに仕事を振り分けてくる。これも「あるある」ですよね? そんなわけで、ずっと雑用をしていた。

2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数