有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

『週刊現代』「NHKラジオ」から『アベプラ』まで…大学病院の雑用地獄を脱出した医師作家が見た"新旧メディア"の裏表

9分で読める
撮影の様子
クリニック内で行われた『ザ!世界仰天ニュース』の撮影の様子(写真:筆者提供)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家
2/6 PAGES
3/6 PAGES

当時ウブだったぼくは、それがものすごい効果を発揮するとは全然知らなかった。

早速反応があり、NHKラジオから出演依頼が来た。番組の中に「著者に聞きたい本のツボ」というコーナーがあるらしい。なんでも朝5時から放送されて、聴取率は2%という。

え、それって誰も聴いてないのと一緒だよね。でも、編集者に勧められて渋谷のNHKに向かった。

15分くらいの録音インタビューだけど、一発取りだという。う、ちょっと緊張。

だけど、ぼくは基本的にお喋りなので(笑)、会話が止まるということはない。立板に水と言ったら言い過ぎだけど、言い淀むことはない。録音は無事に済んで後日放送された。

たった2%の聴取率でも、本が飛ぶように売れた

反響は抜群で、その日、本が飛ぶように売れたらしい。何でわかるかというと、紀伊國屋書店が出しているデータがあるから。

これは一般の人は見られないけれど、業者の人たちは必ずチェックしている。当時はまだ、Amazonにランキングの表示がなかったので、本の売り上げがリアルタイムでわかるシステムはこれだけだった。

そうか、聴取率2%は侮れないのか。考えてみれば、朝の5時から本好きの人が200万人もラジオを聴いているのだから、それも当然かもしれない。

ラジオが終わると、すかさずテレビから出演依頼が来た。『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系列)、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系列)である。

『朝ズバ』は、ぼくへの密着取材。8時またぎのコーナーで放映された。

『仰天ニュース』は、卵巣がんの少女の闘病の再現ドラマとぼくへのインタビュー。正月スペシャルで放映されて、ぼくらのコーナーは視聴率22.8%を記録した。もちろん、本もよく売れた。ちなみに、再現ドラマはぼくのクリニックを使って撮影された。

4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数