その広がり方は一過性ではなかった。Yahoo!リアルタイム検索で「高市 熊本」の投稿を調べると、直近7日間で5326件のうちネガティブと判定されたものが91%、直近24時間では97%に達していた(8月8〜9日時点)。9割を超えるネガティブ反応が1週間近く続いていることになる。
爆発事故が起こったイオンモール熊本に向かって、ヘリの中から高市首相が祈りを捧げるシーンも映っていた。これについては、建物に爆発の痕跡が見られなかったため、「なぜ爆発前のイオンが映っているのか?」などと臆測も呼んだが、「被害の少なかった北側から映したのではないか」とする分析がSNS上に見られた。現時点では確かな証拠は確認できていない。
動画自体は「炎上」した一方で、視察当日の身だしなみに対しては「TPOに合っている」と評価する投稿が3万件超の「いいね」を集めていた。
なぜ、同じ人物・同じ視察の“見た目”が、要素によってここまで評価を変えたのか。カメラアングルや編集技法の巧拙を改めて評論するのではなく、この「評価の分かれ目」がどのような構造で生まれたのか、「見た目の科学」で明らかにしたい。
一方で、「視察時のメイク」には好感を持ったという意見も
「女性自身」が8月6日に配信し、Yahoo!ニュースに転載された記事「高市首相 “PV風”熊本視察動画に批判殺到…プロが暴く演出テク『すべてが計算されている』」についた800件近いコメントをAIが分類した結果、反応はおおむね4つに分かれていた。
最も多かったのは「被災地利用に怒り」(39%)、僅差で「動画演出に不信」(38%)が続き、この2つで反応全体の8割近くを占める。一方で「視察批判に反発」(13%)、「支援対応を要求」(10%)という声もあり、単純な「1色」ではなく複数の論点が並存していた。


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