生成AIを全社員に配った企業は、もう珍しくない。問題はその先にある。配布率と利用率の間には大きな溝があり、多くの企業で「配ったが使われない」状態が続いている。
7月30日から2日間、東京ビッグサイトで開かれた「Google Cloud Next Tokyo」では、この溝を埋めた2社が手の内を明かした。損害保険ジャパン(損保ジャパン)とSkyだ。
部長以上の週次利用率は98%
損保ジャパンは1月、Googleの企業向けAIサービス「Gemini Enterprise」を全社導入した。6月末時点で配布対象社員の99%に行き渡り、約2万1000人が利用する。毎日使う社員は半数を超え、週1回以上使う社員は約8割に達する。
基調講演に登壇したSOMPOホールディングスの中島正朝氏(デジタル・データ戦略部長、損害保険ジャパン執行役員CDO DX推進部長)は、部長以上に限ると週1回以上使う割合が98%になると明かした。現場より管理職のほうが使っている計算だ。


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