「たまたま合わなかった」わけじゃない
突然ですが、みなさんの周りにこんな人はいませんか?
おそらく何人か、今までの人生の中で出会ってきた人の顔が、頭に思い浮かんだという人が多いのではないでしょうか?
「東大卒のくせに使えない」みたいな言説はネット上ではたくさん見かけますし、子育てでも「うちの子ゲームばっかりで、その熱量を勉強に向けてくれればいいのに……」とお悩みの方もいると思います。
そして、世間の人はこういう人に対して、たいてい「あの人は勉強以外できない人だ」とか「たまたま社会に合わなかった人だ」なんて解釈していると思います。
しかし、教育学的な感覚では、この現象に対して少し違った見方をします。「学習転移ができていない人」と解釈するのです。
学習転移とは、ざっくり「学習したことを他のシチュエーションで応用・転用する能力」と解釈していただければと思います。
Aという状況でうまくいった経験を、BやCという別の状況で生かせているか。東大に受かるほど頑張った経験を、社会人になってから生かせているのか。全国大会に出るほど打ち込んだ経験を、その後の人生に生かせているのか。
これらができるかどうかは、その人を指導する人が「学習転移」をしやすい環境を整えられたかどうかがカギになります。
はっきり言ってしまえば、この学習転移ができない人は、指導者の責任による部分がかなり大きいのです。



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