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高市首相から、市場から、アメリカから……「いじめ」を受ける日銀が「四面楚歌」を脱する「たった1つの正しい方法」とは何か

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圧力にさらされる日銀。どうすればいいのだろうか(写真:ブルームバーグ)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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いじめられっ子がいじめから抜け出すには、正しいことを行い続けるしかない。

私は、幼稚園から小学校1年生まで、いじめられっ子だった。だが、2年生になると、自然と普通にクラスの輪の真ん中ではないが、その一部にいるようになった。理由は簡単で、野球でクラスのチームの2番セカンドでレギュラーになったことと、勉強が学校の中で重要になってきたからであった。つまり、運動と勉強で普通に頑張っていたから、普通の存在になったのである。

首相・市場・アメリカ・メディア・世間から……ひどい「いじめ」を受ける日銀

ひるがえって、日銀の現在の「いじめられ方」はひどいものである。高市早苗首相には、時事通信の報道などを見る限り、「ひどい扱い」を受け、独立性は蹂躙され、官邸のメンバーも、首相の発言概要メモを植田和男日銀総裁に渡し、報道陣の前で読み上げるよう求めたという。

こういう事実を背景に、マーケット、特に海外では、「どうせ日銀は独立していないから」、と、どんなメッセージを出しても無視されるし、金利を上げれば、関係ないのに、「株価の暴落の原因」と非難される。金利を上げないと、アメリカのスコット・ベッセント財務長官からも圧力を受け、日本経済新聞などからもまっとうな政策批判を受ける。世間は、円安とインフレが一番の悩み事だが、「どちらも日銀のせいだ」、という論調を受け入れ、日銀というのはだめなところだ、というような侮辱的な風潮が作り上げられる。

しまいには、もっとも日銀を愛し、応援している経済学者である「東洋経済オンライン」のレギュラーライターからも、厳しい愛のムチを隔週で打たれる。完全に四面楚歌な日銀は、どうしたらいいのだろうか?

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