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政治・経済・投資 #野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」

"路線バス廃止時代"の救世主になるか? 大阪市で全区展開「AIオンデマンドバス」が地域の交通インフラを変える日

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大阪市のオンデマンドバス
Osaka Metroが運行する大阪市内のオンデマンドバス。全国のモデルケースとなるか(写真:のりえもん/PIXTA)

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日本各地で実証事業が動いている「オンデマンドバス」。大阪市では全24区に広がり、一部はすでに本格運行へ移行した。

これまでの路線バスは、利用者がいなくても、決められた時刻に決められた経路を走る。それに対してオンデマンドバスは、利用者が電話やスマートフォンで「どこから乗ってどこまで行くか」「何時ごろに乗りたいか」を予約する。それらの予約をまとめて、複数の利用者が効率よく相乗りできるように運行する。

ただし、タクシーのように任意の地点から任意の目的地に行けるのではなく、地域内に細かく設けられた「乗降場所」(駅前や病院前など)間を移動する。車両も5~10人程度のワゴン車が多い。

Osaka Metroの車両も、定員が5人または8人のワンボックス車だ。乗り合いなので、ほかの利用者を迎えに行くために迂回する場合もある。

オンデマンドバスは「AI時代のバス」

これまで地方都市で導入されてきたオンデマンドバスは、電話で予約を受け、担当者が運行経路を決める方式だった。利用者が少なく、車両が1〜2台であれば、人間が予約を整理して配車することができる。

しかし、利用者や車両が増えると、さまざまな問題が生じ、その解を見出すのが急に難しくなる。具体例を示すと、どの車がどの利用者を迎えに行くか、どの順序で乗せれば待ち時間が短くなるか、新しい予約をすでに走っている車に組み込めるか、到着時刻を守りながら何人を相乗りさせるか、といった問題だ。

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