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ライフ #ヤングケアラーの僕が東大に合格するまで

「ヤングケアラー」「生活保護世帯」だった僕が、誰にも言えなかった「家族のトラウマ」を実名・顔出しで告白すると決めたワケ

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高校時代の筆者
高校時代の筆者。貧困とストレスにより、体重が10キログラム以上、減ったこともあった(写真:筆者提供)
  • 清野 孝弥 元ヤングケアラーの東大生

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両親の病気、介護、家事、生活保護――「ヤングケアラー」でありながら東大を志し、文科一類に現役合格した清野孝弥さん。
その実体験を著した書籍『ヤングケアラーの僕が東大に合格するまで――家事、介護、そして勉強 それでも僕はこの家から東大に行く』が、来る8月26日に刊行される(プロローグの試し読みはこちら)。
清野さんは、なぜ本書を執筆しようと思ったのか。読者に何を伝えたかったのか。執筆にかけた想いを寄稿してもらった。

深夜2時。積み重なったエナジードリンクの空き缶。頭が朦朧としてくる時間帯を、僕はあえて待っていました。正気のままでは、とても書けない記憶があったからです。

誰にも言えないトラウマ

『ヤングケアラーの僕が東大に合格するまで―― 家事、介護、そして勉強 それでも僕はこの家から東大に行く』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

皆さんには、「誰にも言えないトラウマ」はありますか? 僕にとっては、家族の記憶それ自体が、トラウマでした。

僕の高校時代、両親が病気で働くことができなかった我が家は、生活保護を受給していました。

家では家事と介護に追われ、睡眠時間が取れなかったり、勉強時間が取れなかったりするのは日常茶飯事。生活に困窮すると、一家心中未遂や警察が介入する事件が発生するなど、想像を絶するような日々が続きました。

家族の状況を変えたかった僕は、ヤングケアラーでありながら独学で東大受験に挑戦し、2022年に現役合格を果たしました。

こう短く要約すれば、美談のように聞こえるかもしれません。

でも実際には、思い出すだけでも胸が痛むような記憶です。

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