深夜2時。積み重なったエナジードリンクの空き缶。頭が朦朧としてくる時間帯を、僕はあえて待っていました。正気のままでは、とても書けない記憶があったからです。
誰にも言えないトラウマ
皆さんには、「誰にも言えないトラウマ」はありますか? 僕にとっては、家族の記憶それ自体が、トラウマでした。
僕の高校時代、両親が病気で働くことができなかった我が家は、生活保護を受給していました。
家では家事と介護に追われ、睡眠時間が取れなかったり、勉強時間が取れなかったりするのは日常茶飯事。生活に困窮すると、一家心中未遂や警察が介入する事件が発生するなど、想像を絶するような日々が続きました。
家族の状況を変えたかった僕は、ヤングケアラーでありながら独学で東大受験に挑戦し、2022年に現役合格を果たしました。
こう短く要約すれば、美談のように聞こえるかもしれません。
でも実際には、思い出すだけでも胸が痛むような記憶です。



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