これまでのヘアアイロンは、一度購入すれば長期間使える"売り切り型"の商品だった。
しかし、この製品は本体に加え、消耗品であるセラムを継続的に購入してもらう設計となっている。最近は、美容家電でも美容液やカートリッジなどの消耗品を組み合わせる形が増えているが、ヘアアイロンではまだ少数派だ。
消費者にとっては、サロンでしか受けられなかったシステムトリートメントのようなケアを自宅で継続できる一方、企業側には、本体販売だけに依存しない安定した収益基盤の構築につながるというメリットがある。
美容家電メーカー各社が高価格帯市場へシフトする中、MTGはさらに一歩踏み込み、ハードと消耗品を組み合わせた継続購入型モデルへ舵を切ったと言える。ただし、本体価格に加えて専用セラムの購入が続くこの仕組みに、消費者が価格に見合う価値を感じるかどうかは未知数だ。
”売り切り”から、”関係を育てる”時代へ
今後も市場拡大を目指すには、美容機器だけでなく化粧品やボディーケアへ領域を広げながら、国内外でブランド価値を高めていくことが欠かせない。
「リファトリートメントアイロン」によってアイロンを使ってこなかった層まで市場を広げられるのか。さらに、専用セラムを継続購入する仕組みが消費者に受け入れられるのか。今回の新製品は、リファの成長戦略を占う試金石になるだろう。

